パリの一人歩き


個人旅行のあなたはもちろん
ツアーでフランスを旅するあなたも、
終日フリーなんて日に一人っきりではなくても
添乗員さんとは別にお友だち同士で
パリの街を散策するかも知れませんね
そんなあなたに、私からのひと言アドバイス!

 1   被害にあわないために
★パリジェンヌ・パリジャンになろう!
どこから見ても日本人の私やあなたがフランス人にはなれませんよね。
でも旅行者ではなく、パリで暮らしているような顔をして歩きましょう!
この街は良く知っているのよね!って顔をして歩きましょう。
間違っても街中で地図やガイドブックを広げるのは止めましょう。
必要な地図はコピーでも取って、バックの中に入れておき
それでも不安でガイドブックを見たい時は
街角のカフェでティータイムを取りながら、ガイドブックを開きましょう。

あっそれから、せっかくのパリだからと精一杯おしゃれをしたい気持ち
記念写真にすてきに写りたい、そんな気持ちは分かりますが
出来れば普段感覚の服装で旅行者に見られないように気をつけましょう。
日本人観光客はお金を一杯持っているって、世界中に知れ渡っているらしいので・・・

           


★おしゃれはTPOで
憧れのパリでのディナー、三ツ星レストランでの食事
そんなときは、精一杯おしゃれをして
ホテルでタクシーを呼んでもらって出かけましょう。

ブランドショップでお買い物の予定の日も
近所のマルシェでお買い物するような服装ではなく
ちょっぴりおしゃれをして出かけましょう。
そして、入り口にいるすてきなパリジャンに
“Bonjour (ボンジュール)”と堂々とあいさつをしましょう。
その方がきっとあなたも気持ち良くお買い物出来るはずです!!!

そして買い物が終わったら、ブランドの紙袋持ったままぶらぶらしないで即効ホテルに荷物を置きに帰りましょう。
できれば携帯用のお買い物袋なんて用意して入れ替えるのも良いでしょうね。


★常に緊張していましょう
パリは街中が博物館の中みたいに
どこを歩いても、どこを見ても絵になりますよね。
でもきょろきょろする前に、周りに神経を集中しておきましょう。
どこからスリがあなたを狙っているかも知れません。
バッグは道路側には持たない
バッグには常に手をかけ、しっかりと持っておく。
常に神経を張り巡らせている人と、ぼんやりしている人
多少は被害にあう確立は違ってくると思うのです。



★リスクは分散しておこう
パリに暮らす友人は外出の時、必要以上の現金、使う予定の無いカード類は持ち歩かない・・・そのくらい注意して暮らしているそうです。
しかし旅行者の私たちはどうしても普段よりも大きな金額を持ち歩くことになります。
私もそうだけど、日本人は平和ボケしているなんてよく言われますが
あなたは狙われているのかもしれません。
所持金やカード類はいくつかに分けてリスクを分散しておきましょう。
万一の時のために!
最悪の事態があなたの身に起きたとしても、被害を最小限度に留めるために・・・

ホテルのセーフティーボックスに貴重品を預ける時も
糊つき封筒を用意し行き、封をして封印のサインをしてから預ける
部屋にある暗証番号でセットするセーフティーボックスを使用する時は
セットした後で数字のボタンを拭いておきましょう。
(暗証番号に使用した数字が分かるようにボタンに細工をしている従業員がいるなんてことも・・・)
用心の上にも用心をしましょう。

お買い物の免税手続きにパスポートが必要です。
(コピーではだめになったようです)
また街中でパスポートコントロールが行われることもあるようです。
在仏の日本人の方の情報によると
“フランスではフランス人を含め身分証明を携行する義務があり、警察による身分証明提示要求に応えられない場合、24時間拘束される惧れがあります。”とのことです。
用心の上、パスポートは携帯しましょう!

セーフティーボックスを利用した場合は、忘れ物をしないよう注意してください。



貴重品の管理にも便利なグッズを用意しましょう!
地歩工房は「地球の歩き方」直営のこだわりの旅行用品専門店


 2   あいさつをしよう!
ブティックやレストランに買い物や食事に行ったら
“Bonjour (ボンジュール)”とあいさつをしましょう!
そしてお店を出る時は“Merci (メルシー)”と言って帰りましょう!
日本人はシャイなのか無言の人が多いですね。
でもあいさつは人づきあいの基本です。
特にフランスではどんな場面でも、“Bonjour”とにこやかにあいさつしています。
ですからあなたもとびっきりの笑顔で“Bonjour”と言ってみてください。
とっさにフランス語が出てこなければ、“こんにちは”“ありがとう”と日本語でもかまわないのであいさつはしましょう。
そうすれば笑顔で対応してもらえると思います・・・多分・・・


●CDGのチェックインカウンターで
帰国の日チェックインカウンターに行くと、10人ぐらいの団体旅行のおば様たちが私の前に並んでいました。
数人づつグループでチェックイン手続きをするのですが
皆無言でチケットを出すのです。
カウンターのお姉さんはだんだんブスッとした表情になっていきました。
私の番になり、“Bonjour(ボンジュール)”と言いながらチケットを差し出すと
お姉さんもにっこり笑いながら“Bonjour(ボンジュール)”
そして手続きが終わると“Bon voyage!(ボン ヴォワィヤージュ)”「良いご旅行を!」と笑顔でチケットを差し出してくれました。

●CDGのカフェのカウンター席で
同じく帰国の日、予定より早めに空港に着き、チェックインの手続きも終わり、時間つぶしにコーヒーを飲んだ時のことです。
ちょうど私が座った席の前にエスプレッソマシンが置いてあったので、常にお兄さんがひとりいました。
楕円形のカウンターの向かい側の席で、私の便より1時間ほど出発の早い関空便に乗るらしいビジネスマン風の日本人男性3人グループがビールを飲んでいたのです。
搭乗口へそろそろ行こうということになったらしいのですが、支払いを誰がするかひとしきりもめた後、1人の男性がまとめて支払うことになったようです。
その間カウンターの中のお兄さんは苦笑いをしながらその様子を見ていました。
それに気づいてか気づかずにか分かりませんが、その男性は無言で支払いをして行きました。
まだ時間があった私は、もう1杯コーヒーを飲んでから搭乗口に行くことにしました。
“Pardon, Monsieur. L'additions'il vous plait.”
(パルドン,ムッシュー ラディスィヨン シィルヴルレ)
「すみません、お勘定お願いします」
と言うと、お兄さんは私のレシートをチラッと見て、少し考えてからレシートを私の前に置きました。
置かれたレシートを見るとエスプレッソが1杯しか付いていないのです。
お兄さんを見るとにっこり笑ってくれました。
もちろん私は、その席に着く時に“Bonjour(ボンジュール)”とあいさつをしました。
“Merci(メルシー)”と言いながら支払いをすると、お兄さんはおつりと一緒にエスプレッソに付けるチョコレートを2〜3個手に乗せながら
“Bon voyage!(ボン ヴォワィヤージュ)”「良いご旅行を!」と言ってくれました。

あなたも笑顔であいさつしてみて下さい!!
あなたの旅が、気持ち良いものになるように!


●フランス人は英語を話さない!?
フランス人はフランス語に対してプライドがあるので、英語が話せても英語を話してくれないなどとよく言われます。
確かにフランス語に対するプライドはあるようです。
お上が英語などの外来語の使用を禁止したりもしているようです。
しかし『week-end』などの英語は普通にフランス語として使われています。
でも単にフランス語というだけでなく“フランスで話されているフランス語に対するプライドがある”ということはあるようです。
これはフランス人だけでなく、フランス語圏の他の国の人も同じかもしれません。
たとえばフランスからの移民が多く暮らすことでフランス語が公用語になっているカナダのケベック州では、今でもフランス人が移住した当時のフランス語の表現が使われているそうですがフランス人に言わせると“古い表現”と言います。
また数の表現で80以上の言い方がスイス・ベルギーのフランス語圏とフランスでは違っています。
ベルギー人の友人は“フランス人は難しい言い方をして”とフランス風の表現をちょっぴりバカにしたような言い方をしました。
フランス語と英語の単語で似たものは多いですし、日本人が英語を勉強するよりフランス人が英語を勉強するほうが理解しやすいようなので若い人なら日本人より英語を話せる人が多いかもしれません。

あるブティックで買い物をした時、私が一生懸命フランス語で話しかけているのに店員さんは英語で答えてくれたのです???
また他の店員さんは私がフランス語で話しかけるととても喜んでくれ、レジに一緒に行ってデタックス(免税)手続きをしてもらう時、レジの担当者が英語で説明しようとすると
“彼女フランス語が話せるのよ!”とうれしそうに話していました。

マレ地区で地図を片手に友人が教えてくれたお店を探していた時、交差点を渡ったところに日本人らしき女の子に道を教えている二人連れのお巡りさんを見つけました。
女の子たちが立ち去った後に私が“Pardon Monsieur.”(パルドン ムスィゥ)「すみません」と声をかけると
“Oui.”(ウィ)「はい」と振り向いたお巡りさんはまたもや日本人と分かると、少しだけうんざりしたような表情をしました。
しかし私がフランス語で話しかけるとうれしそうに丁寧に教えてくれました。

旅行の前に時間があれば少しフランス語を勉強してみてください。
しかしあまり上手に話すと、答えも早口のフランス語になってしまいます。
“Voulez-vous parler plus lentement s'il vous plait?”
(ヴレ ヴ パルレ プリュ ラントマン スィル ヴ プレ)「もう少しゆっくり話してもらえませんか?」
“Pouvez-vous parler anglais”(プヴェ ヴ パルレ アングレ)「英語を話せますか?」
などの表現は必要かな・・・
片言でもフランス語で話しかけてみましょう。
私たちも外国人に片言でも日本語で話しかけられるとうれしいですよね
フランス人も同じです。
自分の国のことばで話しかけられるほうが、旅行者の母国語でもない英語で話しかけられるよりうれしいはずです!

旅行前にフランス語を勉強しておこう!
まずは耳からお勉強、カッコ良くパリジャンやパリジェンヌに話しかけよう
誰も知らなかった奇跡のような学習法!フランス語と英語を同時にマスター!

フランス語も少し準備しませんか
             


 3   公共交通機関
★メトロ・バス
パリのメトロやバスは市内均一料金です。
乗るつどに切符を買っても良いのですが、数人のグループまたは数日の滞在なら回数券(カルネ)の方が割安です。
このカルネ、メトロ・バス共通で使えますし有効期限もありません。
私も5年前の旅行の時の使い残しのカルネを使いました。
メトロの切符売場でカルネと一緒に路線図ももらいましょう。
小さく折りたためて便利です。
メトロは乗る路線の最終目的地の案内を目指してホームへ行けば、目的のメトロに乗ることができます。

バスはたくさんの路線がありますので、目的地近くまで行くことができて便利です。
しかし路線が多すぎて、少々分かりにくいので私も一人では乗ったことがありません
フランス在住の友人と一緒の時だけです。
でも外の景色が見られるので、使いこなせれれば楽しいでしょうね。

メトロは改札さえ通らなければ、何度乗り換えても料金は同じです。
メトロの改札は乗る時は自動改札(日本と同じ感じ)
しかし出る時は、切符を回収する所がありません。
内側から開く自動扉から出るだけです。
しかし時々、駅構内で切符の一斉検察が行われており
切符を持っていないと高い罰金を払わなくてはいけないらしいので、切符は降りるまで失くさないように注意しましょう。
またフランスのメトロのドアは、開ける時は手動・閉まる時は自動です。
ドアの前で待っていても、自動では開きません。


★リムジンバス
最近ではシャルル・ド・ゴール空港(CDG)からホテルまで事前に送迎ワゴンなどを手配することもできるようですが、ほとんど一人旅の私はCDGからホテルまではリムジンバスとタクシーで向かいます。
CDGからはエールフランスのリムジンバスとロワッシーバスの二種類があります
エールフランスのリムジンバスの方が、車体の下に荷物置き場もあるしきれいなのでお勧めです。
ロワッシーバスはエールフランスのリムジンバスより安いですが、普通の市内バスになるので在仏の友人もあまり勧めません。
エールフランスのリムジンバスの場合、CDGのバス乗り場の傍にはチケット売場があります。
往復割引のチケットもありますので、帰国時もリムジンバスを利用することが決まっている場合は便利です。
凱旋門のそばのバス停で降りると道路を渡ったところにタクシー乗り場があるので、ホテルまではタクシーで行きます。
帰りは逆に、ホテルでタクシーを呼んでもらい凱旋門のリムジンバスの乗り場まで行きます。
地下鉄ですと、駅によってはエスカレーターやエレベーターがない場合もありますし、大きな荷物を持っての地下鉄利用はあまりお勧めできません。
ただ人数が多い場合はCDGからホテルまでタクシーでも料金が変わらなかったり、かえって安かったりするかもしれません。


★タクシー
荷物があるときなどはやはりタクシーが便利です。
パリでタクシー運転手の資格を取るのは非常に難しいらしく、プロの職業だそうです
またパリ市内は住所も規則正しくなっていますので、住所さえ分かればどこにでも連れて行ってくれます。

初めてパリで宿泊したホテルは13区の小さな通りに面した小さなホテルでした。
夜遊びの帰り、フランス人の友人が自宅から少し遠いので送っていけないからと言ってタクシーに乗せてくれホテルの住所を運転手さんに渡してくれました。
しかしその運転手さんは住所だけでは場所が分からなかったのです。
多少フランス語を話せる私にもホテルの場所の説明は難しかったので
夜遅い時間でしたが、ホテル近くの大通りまでにしようかと悩んでいると
運転手さんは地図を出して調べ始めました。
そして私は無事ホテルまで連れて行ってもらうことができました。
しかしインターネットという便利なツールがある時代です。
ホテルなどは住所と一緒に地図をプリントアウトして持って行くと良いでしょう。

またタクシーは流しのタクシーはあまりないので、街中のタクシー乗り場やホテル・レストランなどで呼んでもらいましょう。
一度ホテルでタクシーを呼んでもらい凱旋門のリムジンバスの乗り場までと言ったら
“タクシーでこのままCDGまで行くと早く着くし、料金もあまり変わらない”と言われたことがあります。
しかし運転手さんが計算したバス代は実際の料金より高かったので、その点を指摘し
“私には時間はあるが、お金があまりない”と言うと、それ以上何も言わずに無言で運転していました。
しかし凱旋門まで遠回りをされるのが嫌だったので、私は窓の外の景色からどこを走っているのかしっかりチェックをしていました。
支払の時、端数をチップにと言うと、明るく“Merci!”(メルルスィ)と言ってトランクの荷物を出してくれました(ちょっと現金すぎるぐらいの変貌ぶりでした)。

トランクに入れる大きな荷物は別途料金が必要です。
フランスのタクシーは日本のように運転手さんが自動でドアを開閉してはくれません
自分でドアの開閉をしなくてはいけません。
日本のタクシーに慣れていると、ついつい忘れてしまいます。
注意しましょう!


★電車
フランスの駅には日本のような改札がありません。
ホームに入る前に切符に自分で刻印を押さなくてはいけません。
オレンジ色の短い柱のような機械に切符を入れて刻印を押します。
これをしていないと、罰金を払わなくてはいけないそうです。
旅行者で知らなかった、という言い訳は通用しないそうですので注意してください。
フランスの駅のホームには、1つのプラットホーム(Quei)に2つの番線(Voie)があり慣れないと分かりにくいので、時間の余裕を持って駅に出かけましょう。
フランスにも自動発券機がありますが、行き先を書いたメモを持って窓口で購入する方が簡単かも知れません。
機械の前で戸惑っていると、親切そうに近づいて来て手伝うふりをするする詐欺もあるそうなので注意してください。


●TGV(フランスの新幹線)
全席指定となっているので予約が必要です。
インターネットでの予約もできますので、旅のスケジュールが決まっている場合は日本から予約をしておくこともできます。
日本の新幹線と違って早く予約をすれば、割引チケットも購入出来ます。
しかし割引チケットは変更ができないことがありますので、スケジュールがはっきりしていない場合は現地での購入の方が良いでしょう。
座席は日本の新幹線とは違って向かい合った席と、一方方向に向いている席があって日本のように席を回転させることはできません。
デッキには大きな荷物を置いておける棚があります。
しかしスペースが限られているので置けない場合もありますし、車両からの乗り降りにステップがあって大きな荷物や重い荷物は大変です。
もしCDG発着便での行程でしたら大きな荷物はパリのホテルで預かってもらうなどして、必要なものだけで移動する方が良いでしょう。
また発着地が違っている場合は、大きなスーツケースではない方が良いかもしれません。
デッキの棚に荷物を置く場合は、自転車用のチェーンキーなど用意しておくと少しは安心できるかもしれません。
またデッキに荷物を置く場合は、名札が必須になっているそうです。

 

 4   レシートの話  
★カフェ
カフェでお茶や食事をすると品物と一緒にレシートのようなものを持ってきてくれます。
これは日本風に言うなら“伝票”かな・・・
フランスではテーブルに代金を伝票と一緒に置いておくと、通りがかりにウエイターのお兄さん(おじさん?)が清算してくれます。
そして伝票を片手で“ビリッ”と上手に切り目を入れてくれます。
これが支払い済みのサインですので帰るときは伝票をそのままにして置きましょう。
またおつりがない場合は、伝票と代金を一緒に置いてそのまま帰ってもかまいません。
もし伝票が間違っていたりオーダーしたものがなかなか来ないなど問題があった場合はオーダーをした人に言いましょう。
席によって担当者が決まっている場合があるようですので
またカフェではチップを払う必要はないようです。


伝票違い
フランスの朝はカフェオレとクロワッサンと、パリに着いた翌朝
人のほとんどいない開店間のないカフェでひとりで朝食をした時のことです。
私がオーダーして間もなく、旅行者らしいカップルが私の近くの席に座りました。
頼んだものと伝票を持ってきてくれましたので、代金をと思って伝票を見ると
パンとカフェオレが2つづつ付いているのです。
ふと近くに座ったカップルの席を見ると、彼らも私と同じものを頼んでいました。
もしかして彼らの伝票と間違ったのでは・・・と思いつつウエーターのお兄さんに伝票が違っているというと、私の思ったとおり伝票を間違って置いたようでした。
最近はレシートのような印字された物が多いようですが、手書きの場合フランス人の書く字はスペルだけではなく数字も読みにくい場合が多いですがチェックしましょう。


●勘違い!?
あるカフェのテラス席でお茶をした時、支払をしようと財布の中を見ると、大きな紙幣しかありませんでした。
たしか100フランの紙幣で支払をしました。
ウエーターのお兄さんが、おつりがないからちょっと待ってと言って
私が支払った紙幣を持って店内へ入って行きました。
お釣りを持ってきてくれたので財布にしまおうと思って確認すると
50フランからのお釣りしかないのです。
夕方でカフェは結構込み合っていました
支払をしたウエーターが近くに来るのを待って声をかけました。
“100フラン札で支払ったのですが・・・”
覚えていなかったらどうしよう・・・・
ドキドキしながら言うと、お兄さんは覚えてくれていて
勘違いでお釣りを持ってきたことに気づいてくれました。


★デパート
友人夫婦とデパートの中のレストランで食事をした時のことです。
食事の後一緒にウィンドーショッピングをしました。
自分自身の思い出のお土産にフランスのCDを買って帰りたいと思いつつ買う機会がなかったので、友人に選んでもらってCDを買うことにしました。
すると一緒にいたい友人のご主人が、お土産にプレゼントすると言ってくれたのです
レジを済ませてCDをプレゼントしてくれました。
そしてデパートの出口まで来たとき、“CDを貸して”と言うのです。
“このCDはmimiが支払をしていないので、チェックがあるといけないから・・・”
と言いながらデパートの建物を出るまでCDを持っていてくれました。
いろいろなデパートで買い物をしましたが、彼が言うようなチェックは受けたことはありませんが買い物をした時はレシートを忘れずに受け取ってください。
そして失くさないように注意してください。
友人のフランス人のご主人が注意していたことですので
あなたも注意してください!
 

 5   水の話あれこれ  
飲み水
日本では喫茶店やレストランに行くと、まずグラスに入ったお水を持ってきてくれますよね。
フランスではこれを期待してはいけません。
水を飲みたい時は注文しなくてはいけません。
フランスの水道水は飲めない訳ではないのですが、一般家庭でも飲み水はミネラルウォーターを購入しているようです。
お店でミネラルウォーターを注文する時は、ガス入りか、ガスなしを選択しなければいけません。
ガス入りの炭酸水ではPerrier(ペリエ)、ガスなしではEvian(エヴィアン)・Volvic(ヴォルヴィック)などが日本でもおなじみですよね。
日本ほど飲みものの自動販売機を見かけませんので
私は街歩きの時は、ミネラルウォーターの小さなペットボトルを水筒代わりに持って歩きます。
日本と比べるとミネラルウォーターはかなり安いです。
暑い季節は熱中症などにならないための水分補給に気をつけましょ。う
フランスは乾燥した気候で、日本のようにダラダラ汗が流れるということはないので思わぬ水分不足にならないように!
わずかですが節約のため、私は小さなペットボトルと大きなペットボトルを買ってホテルで小さなペットボトルがなくなると移し変えて持って歩いています。
またお茶が好きな人は、水出しのお茶のTパックを持って行きホテルでお茶にして持って歩くのも良いでしょう。


★お風呂と洗顔
フランス人は日本人ほどお風呂好きではないようです。
香水の文化が発展したのも、体臭をごまかすためとも言われていますものね。
私は子供のころから、夜眠る前にはお風呂に入るようにしつけられてきました。
しかしフランスでは夜ではなく朝などでかける前にシャワーを浴びるのが一般的のようです。
フランス人の友人たちはみんな朝シャワーを浴びていましたし、時間がないときや面倒な時はシャワーを浴びない日もあるようでした。

フランスのママの家にホームステイさせてもらっていた時のことです
ある日の夕方、ママのお友だちの家に立ち寄ったのですが、ママの友人はディナーに出かけるのでシャワーを浴びていたのと言いながら髪にカーラーを巻いて出てきました
なんとなくフランスらしいと感じた一場面でした

フランスの一般家庭ではお風呂やシャワーなどのお湯、は夜間の電気代が安い時間帯にお湯にして溜めておく方法だそうです。
一般家庭ではひとりがお湯を使いすぎるとお湯が足りなくなったり、電気代が高い時間帯に沸かすことになり思わぬ電気代になってしまうことがあるそうです。
あるフランス在住の日本人家庭では、フランスに暮らすようになってしばらくは日本と同じような入浴方法をとっていたそうですが
ある日、驚くような金額の電気代の請求書が届いたそうです。
家族でふんだんにお湯を使っていたので、高い時間帯にもお湯を沸かさないと足らなくなっていたのです。

大きなホテルなどでは大丈夫でしょうけれど、小さなホテルなどでは、ひとりがお湯を使いすぎると他のお客様に迷惑をかけることがあるかも知れないので注意しましょう
知人のお宅などに泊めていただく機会がある場合は、お湯の使いすぎには特に注意しましょう。


フランスなどヨーロッパの化粧品には、日本のように洗顔石鹸がないそうです。
肌のためには石鹸洗顔をしない方が良いとも言われます。
日本では蒸し暑い夏、石鹸で洗顔するとさっぱりして気持ちよいので石鹸での洗顔が定着しているのかもしれませんね。
しかしヨーロッパでは、クレンジングでお化粧を落とす方法なのです。
しかしこれは、乾燥している気候で石鹸で洗顔すると肌が乾燥しすぎるというだけではないようです。
フランスなどヨーロッパの水は硬水ですのが、この水は肌にはあまり良くないそうです
フランスに暮らすようになった多くの女性が、肌トラブルに悩んでいるみたいです。
私もアレルギー体質なのですが、今のところフランスに一週間程度の滞在中、日本と同じような洗顔方法でトラブルになったことはありません。
しかし肌の弱い、気になるあなたは注意をした方が良いかもしれません。
クレンジングだけで、石鹸洗顔を止めておく
またどうしても洗顔しないとすっきりしない場合は、洗顔後に軟水のミネラルウォーターでおしぼりを作り顔を拭くなど日本とは違うケアーをしましょう。
また乾燥対策としては、美容家の佐伯チズさんが勧めるカット綿と化粧水で洗顔後のパックなども効果があるかも知れませんね。
この方法を知ってからフランスに行っていないので、フランスではまだ試していないのですが日本の冬の乾燥の季節、目じりの小じわが気になった時にカット綿パックをするとお肌が潤ったように感じました。
そして目じりの小じわも気にならなくなっていました。
女性のあなたにお勧めです! 

まだ佐伯チズさんの美容法知らないあなたは、いますぐクリック!