免許を持っていないので
フランスでも、もちろん運転したことは無いのですが
暮らすように旅したフランスでの、車の事など乗り物に関するあれこれ
 

 1   フランスの道路事情
★赤信号
フランスで街中を歩いている時、車が来ていないと赤信号でも無視してみんな渡って行きます。
誰もおとなしく信号待ちなんてしていないのです。
自己管理の国フランスですので当たり前の光景かも知れませんが
あなたがそれを真似するかどうかは、自己管理でお考えください。



★フランスの道
フランスは日本とは逆で車は右側通行だということは、あなたも知っていますよね。
ということは、道を渡るときは左右と見て渡ることになるのです。
そう、これも右左と見て渡る日本とは逆ですよね。
あと大きな違いは、交差点がローターリーになっていることです。
大きなロータリーといえば、凱旋門のロータリーでしょう。
フランス語でPlace Charles de Gaulle-Etoile(シャルル・ド・ゴール・エトワール広場)
日本語に訳すと、“シャルル・ド・ゴール星の広場”
まさに星状に、凱旋門を中心に放射状に12本の道が出ています。
車は一方方向に回りながら、自分の行きたい方向に出て行くのです。
信号待ちがなくてよい方法に思うのですが、慣れないといつまでも出られなくて
ロータリーをグルグルいつまでも回っていそうです!?
地方の車の少ない十字路の交差点も、ローターリーになっていました。
国際免許を持って行き、フランスでレンタカーの利用を考えているあなたはこんな道路事情も注意してください。


★ガソリンスタンド
日本では街中を歩いていても、繁華街の近くでもガソリンスタンドを見かけますよね
パリに行ったことのある方、シャンゼリゼを歩いていてガソリンスタンドって見かけましたか?
見かけたこと無いと思うのです。
でもちゃんとシャンゼリゼにもガソリンスタンドはあるのです。
どこに???
地下に駐車場があり、地下に入ってすぐの所に・・・

パリ在住の友人と夕食を一緒にした時、食事の後シャンゼリゼ近くのクラブに行こうとした時ガス欠になってしまったのです。
どうしたのかというと、先生はトランクから小さなポリタンクを出すとガソリンを買いに行こうというのです。
そしてシャンゼリゼの地下へ・・・
そこにはガソリンスタンドがあり、店員さんも別に驚くふうも無く、ポリタンクにガソリンを入れてくれたのです。
その後少しだけガソリンを入れた車で、再度ガソリンスタンドへ行きました。
初めての夜のシャンゼリゼのお買い物はガソリンでした!?

でも先生といい、店員さんといい平然としていた。
(トランクには小さなポリタンクが用意されている!?)
ガス欠日常的にあることなのでしょうか???
彼には聞けませんでした。



★路上駐車
さすがにシャンゼリゼなどの大きな通りでは見かけませんが、一本路地を入ると住宅地などでは路肩にズラッーと路上駐車の車が止まっています。
どうやって止めたの????
と思うくらい車間距離がまったく無くピッタリと車がくっついて止められているのです
聞くところによると、ピッタリくっついた車を出す時は前後の車のバンパーにぶつけながら隙間を作って車を出すそうです。
バンパーはぶつけられても車体本体を守るためにあるもの
というのがフランス人の考えとか???
こんなところもフランスでは車は足と考えられているところなのかな・・・



★路上荒らし
フランス人の友人と車で出かけると、車から降りる時には貴重品は必ず持って行くように言われました。
日本でも路上荒らしの被害が起こるようになりましたが、フランス人の友人の警戒振りを見る限りでは日本より注意が必要に感じました。
あるフランス人の友人は、家の前で路上駐車する場合でも貴重品はもちろん、カーステレオの機械まで外して隠していました。
レンタカーなどで行動する時は、皆さんも注意してくださいね!



 
 
 

 2   フランスの車事情

僕のベンツ
パリジャンの友人と会った時、待ち合わせの場所から車を止めている場所に行く時に言った言葉です。
免許を持っていないので車にはうといのですが、ベンツでないのは分かりました。
でも見栄で言ったのはないのです。
彼なりのジョークです。
アメリカほど大きな国ではないですし、パリは東京と同じくメトロやバス路線が発達しているので車が無くても暮らせます。
(田舎では車が無いと生活が出来ないところがあるのは日本と同じです)
でも彼だけでなく路上駐車している車を見ても、他のフランス人友人たちの車を見ても多くの人たちにとって車は足であり、日本の若者のようにステータスとは思っていないのです。
ピカピカに磨き上げるなんてことはしていないのです。
でも2005年の秋フランス全土に起きた暴動騒動では、車が一部の若者たちの攻撃の対象になっていました。
移民や、仕事に就けない一部の若者たちから見ると車はやはり富の象徴のように思われるらしいです。



キャンピングカー 
ゴールデンウィークに南仏を旅した時、復活祭後のメーデー・週末ということもあり観光地はフランス人の観光客の人も大勢いました。
そんな時目に付いたのがキャンピングカーです。
駐車場や川原などに駐車しているところやもちろん同じように観光地を目指しているところも目撃しました。
そんな中特に目に付いたのが、自転車を車に乗せて走っている車が多かったことです。
不景気の昨今、日本でもキャンプをする人が多くなったとは聞きますが、バカンス大国のフランスでも毎回豪華なバカンスを過ごすわけではないと聞いたことがあります。
こんな風にキャンピングカーを多く見かけると妙に納得しました。
節約といえば極めつけは、駐車場でワンボックスカーの後ろのドアを開け周りに折りたたみ椅子やテーブルをセッティングしてティータイムを楽しんでいる家族連れ!?
これはさすがに日本では見ないですよね!
でもびっくりした顔で見ていたのは私一人だけでした。
フランス人の人たちには当たり前の光景だったようです。




 3   南仏の長距離バス 

長距離バス
コート・ダジュールの『鷲の巣村』と呼ばれる小さな村々を訪れた時の事です。Webやガイドブックを見ると、コート・ダジュールはニースを拠点にバスで回れる事が分かりました。
事前にバス会社のHPで時刻表を調べ、行ってみたい村のへのアクセスを調べコースを組み立てました。旅行の前には時刻表もプリントアウトして持参しました。

有名観光地でもある村はガイドブックによると、日中観光客も多くゆっくり楽しむなら村での宿泊をお勧めとの事ですが、短い日程ではそれは難しいのでその代わり早起きして始発のバスで行く事にしました。
バスに乗ると、始発バスだからか乗客は少なく乗降客もほとんど無く、道路も空いているので順調に走りました。しかし停留所に止まらないので現在地が分かりません。持参した時刻表に途中の停留所の停車時刻も書いてあるのですが、ノンストップで進むので予定時刻よりはるかに早いのです。
途中で時間調整などもありません。
しかも日本のバスのように、車内アナウンスはもちろん次の停留所を知らせる電光掲示板も無いのです。
仕方ないので、通り過ぎるバス停の標識を読み取り、手元の時刻表の停留所から探し乗り過ごさないように注意しました。
有名な観光地でもある村への最寄の停留所は、多くの人が降りますので先ず大丈夫でしょうが、始発便の場合は観光客らしき姿が無く不安でした。
その後は乗車時に運転手さんに目的地の停留所の手前で教えてくれるようにお願いしましたが、中には断られるケースもありました。
乗客が多く込んでいる時は確かに迷惑なお願いでしょうね・・・

パリの地下鉄でも日本のように、次の駅の案内や乗換えの案内なども無いですが、地下鉄は必ず駅に止まるので駅名の確認は簡単ですがバスの場合は難しいです。
何度も乗った事がある路線なら、景色で現在地や目的地が近い事は分かりますが旅行者には難しいです。

日本が親切なのか、サービス過剰なのか・・・
あなたはどの様に思いますか?